平成26年1年間で心疾患は19万6,926人。
(高血圧性を除く)
がんに次ぐ2番めに多い
死因別死亡数全体の15.5%占めています。
そんな日本の健康事情に朗報!
世界一心疾患が少ないオリーブオイルの島
ギリシャ・クレタ島調査からわかった
最新の研究結果の「オリーブ油(秘)成分」が
2月5日放送のたけしの家庭の医学で取りあげられました。
その成分と実際の臨床研究成果そして
その「オリーブ油(秘)成分」の効果を
有効にUPする食材と和食材にも合う
カンタン調理法についても紹介されました。
きちんと番組を見た方、見逃してしまった方、
もう一度見たい方も是非ご覧になって
納得した上で毎日の生活にと取り入れてみましょう。
目次
「オリーブ油(秘)成分」とはヒドロキシチロソール
まだテレビの健康番組ではそれ程
取りあげられていない成分の
ヒドロキシチロソール。
オリーブの持つポリフェノールのひとつで
植物だけが持つ特有の辛味成分で
ビタミンCの10倍と言われる
強い抗酸化力を持っています。
ポリフェノールと言う響きは
よく耳にされているでしょう。
赤ワインに含まれるあの赤い成分も
渋み成分ではありますが
ポリフェノールの一つです。
ヒドロキシチロソールの効用持続時間は
3~4時間程度と短く代謝されやすいので
継続的に取り入れなければなりません。
ヒドロキシチロソールの効果
- 血管内皮細胞を酸化ストレスから保護する効果
酸化を抑える働きが血管の内皮細胞というところで
起こり、血管を守ってくれる効果があります。その結果、年令と共に老化して固くなる血管を
強くしてくれる効果があると言えます。 - 血管内皮細胞の創傷治癒を促進する効果
高血圧や悪玉コレステロールの働きで
傷付いた血管の自然治癒力を高めてくれる
効果や傷が付きにくくなる効果があります。 - 高血圧改善効果
血管を柔軟にしてくれる作用があり
その結果、高血圧が改善される作用があります。 - 肝機能改善効果
炎症を抑える作用があり肝臓で生じた炎症も
改善してくれる働きがあります。 - 関節痛の予防や改善効果
変形性膝関節症で生じる関節での炎症を
抑えてくれる働きがあり、その結果
関節痛の予防効果が期待できます。 - ビタミンCの約10倍の抗酸化作用
抗酸化作用により肌での酸化が
抑制され美肌が保たれる効果があります。 - 肌の保湿成分のコラーゲンの産生を促進
- 肌のUVケア効果
肌に置ける紫外線の損傷をお抑えて
くれる働きがあります。
脳に良いポリフェノール成分はオレオカンタール
もう1種類最新の研究で見えてきた
機能性を持つポリフェノールがあります。
オレオカンタールです。
炎症を抑える効果に加えてアルツハイマー病の
リスクを低下させる効果があります。
最も有名なオレイン酸の効果
オリーブ油の7割~8割を占める成分オレイン酸。
血中のコレステロールや中性脂肪を下げる
働きがあります。
オリーブ油の島であるギリシャ・クレタ島民の低い心疾患率
1日の脂肪が占める摂取エネルギーが40%を超えるのに
心疾患の死亡率は低い、
脂肪摂取量がクレタ島と同様に高いフィンランドと比べて
心疾患ん脂肪李軼は非常に少なくなります。
このコーホート研究と言われる地方での地道な調査から
原因がオリーブ油であることが突き止められ
その成分もまた特定されました。
ヒドロキシチロソールはどのオリーブオイルで多い?
オリーブ油と言っても
様々な種類が出回っています。
ヒドロキシチロソールはすべてのオリーブ油に
多く含まれているとは言えません。
オリーブ油を口にしてピリっと辛味を感じる
オリーブ油に多く含まれています。
辛味成分がヒドロキシチロソールだからです。
質の良いエキストラバージンオイルに多いのです。
また心疾患リスクの低いギリシャ・クレタ島に
近いイタリア南部の州にプーリアの土着の品種があります。
ここで作られたコラティーナ種は
実に含まれるポリフェノールが多いことで知られています。
味や香りについても賞を受賞しており評価の高い
大変良いオリーブオイルでです。
ヒドロキシチロソール効果をUPする食材は?
このカギギリシャ・クレタ島の
人々の生活にあります。
オリーブオイルは加熱に強いので
炒め料理の最適なんです。
単純にオリーブオイルをよりも効果的な
食べ合わせはギリシャ料理でもよく使われる食材
も取り入れて考えられています。
- トマト
- オクラ
- 納豆
番組ではトマトだけが取りあげられましたが
オクラや納豆との相性もオリーブオイルでは
バッチリです。
トマト煮+オリーブオイル
トマトにはβ-カロテンの仲間のリコピンビタミンCと
ビタミンEが豊富に含まれています。
油と一緒に摂ると吸収が良くなります。
オリーブオイルのヒドロキシチロソールの
抗酸化力がトマトの抗酸化力と相乗して
絶大な効果が発揮されます。
リコピン効果は夜の吸収が良いので
オリーブオイルのヒドロキシチソロールとの
相乗効果を考えると夕食に最適の逸品です。
作り方
たっぷりのオリーブオイルと一緒に
トマトを煮込みましょう。
トマトはナスとの相性もバッチリなので
一緒に入れるのもいいでしょう。
オクラ+納豆+オリーブオイル
オクラにはヌルヌル成分のガラクタン、アラバン、
ペクチン、といった食物繊維が豊富に含まれています。
またβカロテンも多く含まれているので
これもまたオリーブオイルのヒドロキシチソロールの
抗酸化力と相乗します。
肝機能や腎機能を活性化する働きもあり
保水力もあるので肌の乾燥を抑え
オリーブオイルのヒドロキシチソロールの
美肌効果をより発揮してくれます。
納豆はナットウキナーゼという発酵過程でできる
成分が血管が詰まる原因となる血栓を溶かす働きや
悪玉コレステロール低下させる作用があり
を血液をサラサラにします。
オリーブオイルのヒドロキシチソールと
一緒に摂ると血管を保護するが大きくなります。
作り方
ゆでたオクラと納豆をしっかり混ぜ合わせ
最後にオリーブオイルを大さじ1かけ醤油を
お好みで加えれば出来上がりです。
豆腐との相性もいいので薬味のように
載せて食べるのもオススメです。
納豆+オリーブオイル
の食べ方は名医の太鼓判でも紹介されました。
やっぱりいい組み合わせなんですね。
納豆は400回混ぜるとナットウキナーゼが最も増えるので
400回とまではいかないまでもしっかりと
混ぜるようにしましょう。
オリーブオイルの一日の摂取量は大さじ2~4杯
健康に良い効果ががあるとは言え
油なので1g=9Kcalとエネルギーは高いです。
大さじ1杯をで110Kcalあります。
クレタ島の方々のように大さじ4杯
とると440Kcal をオリーブオイルで
摂ることになります。
過剰に取りすぎた場合は
もちろんん太ってしまいます。
大さじ2~4杯を一日の摂取目安として
とりすぎには注意しましょう。
4杯のオリーブオイルでは
440Kcal のエネルギー摂取になります。
オリーブオイルで増やしたエネルギー分は
他の食品を控えることで
総エネルギーの摂取量を調節しましょう。
おなじみのオリーブ油を効率よく毎日の生活に取り入れて健康維持増進に役立てましょう
オリーブオイルは今は30%以上のご家庭に
常備されているとっても使いやすい油です。
スーパーの陳列棚から
エキストラバージンオイルが
なくっているかもしれません。
効率の良い摂取方法を毎日実践して
健康維持増進につなげていきましょう。
健康に良いからと言っても
油なのでエネルギーは高いです。
1日大さじ2~4杯を目安に使いすぎないように
気をつけましょう。