アベノマスクの真の予算はいくら?
布マスクを約5850万世帯へ2枚ずつ配布しするとした安倍政権。
本来国民に伝えていたマスクに必要な予算とはかなりの隔たりがあります。
どのくらいの金額なのでしょうか。
当初公開されたアベノマスクの予算
合計466億円の予算。
マスク1枚260円で、1億3000万枚を準備して実費は
約5850万世帯へ2枚ずつの配布し、合計1億3000万枚を用意。
1枚のマスクにかかる費用が260円。
全マスクの実質の費用が、260円✕1億3000万枚=338億円。
しかしながら、このマスクの予算とは全くそぐわない費用が公表されてました。
先に公表された3社のマスク受注金額
回答によると、受注したのは興和、伊藤忠商事、マツオカコーポレーションの3社で契約金額はそれぞれ約54.8億円、約28.5億円、約7.6億円の計約90.9億円だった。
https://www.asahi.com/articles/ASN4P6GRPN4PUTFK022.html
受注は4社で行われたとされ、先に公表された興和、伊藤忠商事、マツオカコーポレーションの3社での受注合計金額は90.9億円。
公表された当初の予算466億円のうちの2割弱の予算で収まっています。
後から公表された2社のマスク受注金額
受注業者は4社と公表していた政府なのですが、実際には5社に受注していたと発表。
大手の3社の興和、伊藤忠商事、マツオカコーポレーションに加えて、新たに規模の小さいブローカーの会社「ユースビオ」「シマトレーティング」の受注が公表。
「ユースビオ」の社長の樋山氏へのマスコミの取材で1枚あたりの受注料金と、受注枚数が公表されました。
350万枚を1枚135円で受注しており、単純計算で4億7250万円。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200428-00000057-spnannex-soci
厚労省の担当者も「5.2億円で契約した」と認めた。このマスクに不良品は確認されていない。
しかしながら、社民党党首の福島瑞穂さんが厚生省から契約書の写しを入手して、ツイッターで公表した価格は異なるものでした。
「ユースビオ」はマスク1枚を55円で契約していたのです。枚数は350万枚とマスコミの取材と一致しています。
単純計算で 55円✕350万枚=1億9250万円。
「ユースビオ」の社長の発言と、厚生省から入手した契約書との受注金額には2.8億円もの差額があります。
厚生省の発表より、「ユースビオ」の社長の発言のほうが高くなっています。
この、金額の違いは何を意味するのでしょうか。
マスクに対する、不信感が更に深まってしまいます。
最後に公表された2社目の受注会社も「シマトレーディング」という、小規模なブローカーでした。
「シマトレーディング」では、マスク1枚で80円、350万枚を受注してたという発表が福島瑞穂党首から発表されています。
単純計算で80円✕350万枚=2億8000万円
「ユースビオ」「シマトレーディング」2社を合計すると4億4250万円。
この2社の1枚あたりの受注金額の55円、80円を合計すると135円。
ユースビオの社長が話す金額と一致していて、これもまた、深まる謎です。
加藤勝信厚生労働相が衆院予算委員会で、ユースビオに加え、関連の輸入業務についてシマトレーディングとも契約しているとした。契約額は両社合わせて合計5億2000万円としていたが、枚数や単価、契約時期は明らかにしなかった。
https://mainichi.jp/articles/20200502/k00/00m/040/234000c
マスコミより5,2億で契約したとの情報があります。
ブローカー2社の合計金額は、厚労省の担当がマスコミに伝えた5.2億と7750万円の差額があります。
厚生省の契約書と、厚生省の担当者の発言、更に「ユースビオ」の社長の発言。
いずれも、辻褄の合わない受注金額には不信感と謎が深まるばかりです。
5社の受注金額と政府公表金額の差額はどこへ?
興和、伊藤忠商事、マツオカコーポレーション、ユースビオ、シマトレーディングの5社の受注合計金額は95奥6250万円。
政府の当初の金額は466億。
370億3750万円全てが 約5850万世帯へ の郵送料なのでしょうか。
1件あたりの郵送料を単純計算してみると
470億3750万円÷5850世帯≒633円
布マスク2枚の郵送料が1件あたり633円とは、小包でないと、考えにくいのではないでしょうか。
何故「ユースビオ」と「 「シマトレーディング」が受注?
ユースビオってどんな会社?
「ユースビオ」の樋山茂社長(58)はこの日、福島市内の事務所で取材に応じ 「ウチはマスク自体は作っていない。ベトナムのマスク会社と契約して輸入している」 と説明。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200428-00000057-spnannex-soci
会社は2017年設立で「拠点はベトナムとインドネシアに置いてある」という。介護用マスクは2月下旬から3月初旬にかけて福島県から発注を受け、その後、国との契約に切り替わったという。輸入したのは、ポリエステル65%、綿35%の立体型マスクで「ブリーフマスク」と呼ばれている。
「ユースビオ」の所在地には11社もの企業が置かれています。
同じ所在地に、これほどまでの会社が登録されているだなんて・・・と思ってしまいます。
また、「ユースビオ」は 消費税脱税で摘発されていて執行猶予中だったのです。
シマトレーディングってどんな会社?
シマトレーディングは取材に「9割9分9厘は花の輸入、加工の仕事をしており、マスクの輸入は今回が初めて。ユースビオの代表から相談があり、輸入の際の通関の部分だけを担った」と話していた。
SNSでは、シマトレーディングの所在についての投稿がありました。
謎過ぎます。
このような、無名で小規模なブローカーになぜ、発注が行ったのでしょうか。
マスクを揃える際、とにかく頭数を揃えたかった安倍総理。
とても複雑で、表沙汰にならないように、わかりにくい繋がり出がありますが、政治家の利権だったと思えるつながりを突き止めた記事があります。
やっぱり謎だらけのアベノマスクの秘密
アベノマスクの受注金額について、検証してきました。
当初の発表と、公表された金額には大きな差がありました。
さらに、辻褄の合わない金額が出てきました。
国民の70%以上が不要としているアベノマスク。
ゴリ押しに配布する安倍総理ですが、予算の内訳も明確にしてほしいものです。
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