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池江璃花子選手を襲った【白血病の原因は高地トレーニングの可能性】もあり!?

池江璃花子の白血病の原因は高地トレーニングにあり

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2月13日午後2時ごろ競泳女子の池江璃花子選手が
自身のツイッターで「白血病」と病院で
診断されたことを明らかにし衝撃が走りました。

そしてその翌日の14日には白血病を受け入れ
病気の治療と回復を前向きに捉えている
様子が伺えます。

 

突然襲った白血病は池江選手ご自身のツイッターで
力強くそうつづっておられるように、
かつて「不治の病」とされた白血病。

しかしながら移植技術などの進歩で
いまや白血病の種類にもよりますが
「治る病気」になりました。

完治を期待したいと思います。

そこで気になるのが白血病はなぜ起こるのか?

今回の体調不良は高地トレーニングの
途中に起こったこと。

ならば、原因は高地トレーニングにあるのかと
思われる方もいらっしゃるでしょう。

池江璃花子選手を襲った白血病の原因を
「ひるおび」に出演されている
久住英二先生(東京大学医科学研究所の
研究員として国の医療政策に提言も
行っている医師)
語っておられれました。

そのなかで
白血病と高地トレーニングとの関係について
興味深いお話しがありました。

わかりやすく池江璃花子選手の
高地トレーニングと病気の発症を
照らし合わせながらお話していきましょう。

目次

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極めて低い確率で関係性は薄いが高地トレーニングのよって白血病が進む可能性はあるかもしれない

結論からいうと
高地トレーニングによって白血病が
引き起こされる可能性が
白血病の病気のメカニズムから考えると
少ない可能性ではあるが生じるということ。

そのメカニズムとは
高地トレーニングで酸素の薄い
ところへ行くと人間の体は
「赤血球を造ろうと働き酸素を
運ぶ能力がアップ」します。

それが造血を刺激するため
白血病が進む可能性があるとのことでした。

 

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白血病とはどんな病気?

白血病について簡単に説明されています。

白血病とは血液をつくる細胞である造血幹細胞が増えます。

すると分化し赤血球や血小板、白血球である
顆粒球とリンパ球になります。


どこかで遺伝子に傷がつくと、リンパ性白血病や
骨髄性白血病になったりするのです。

本来なら自己免疫力で異常増殖したがん細胞も
修復される機構が人間には備わっています。

池江璃花子選手の場合、この遺伝子が傷つくタイミングと
練習の疲れ、そして高地トレーニングのタイミングが重なり
白血病の発症を促進しさせてしまったのかもしれません。

そういう意味では神様のいたずらや
事故にあったのと同様にアンラッキー
と言ったことが言えるのでしょう。

骨髄性白血病は8種類、リンパ性白血病は3種類に分かれます。

また急性と慢性にも大別されます。

急性の場合いつから発病して出てくるのか
分かっていないのです。

急速に病気が悪くなるタイプと
何ヶ月にもわたって病気が出てくるタイプがあります。

急性は比較的激しい症状が出るため気付くそうです。

慢性は自覚症状があまりないので
定期検診で分かります。

池江璃花子選手の白血病のタイプは
11種類のうちどのタイプなのかは
公表されていません。

なお、細胞ががん化する原因はわかっていません。

急性白血病は発がんから症状が出るまで数週間と短く
詳しいプロセスはわかっていないのです。

小児のがんで一番多いのは白血病で年間10万人
あたり1人~2人のまれな病気だといわれています。

大人において最も患者数が多いのは急性骨髄性白血病で、
次に多いのが慢性骨髄性白血病です。

20代以上の大人の病気で、50%の確率で脾臓が大きくなり、
末期には急性転化で急激に病状が悪化するそうです。

 

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池江璃花子選手の帰国に至った異変症状の解説

異変に気づいた三木コーチの会見で
「オーストラリア合宿で今まで見たことのない
肩で呼吸をする場面があり、現地の病院で
血液検査と心電図検査を受けた。」

「現地ドクターが帰国し再検査したほうが
いいという説明を受けた」と話されています。

久住医師は次の様に病気を解説しています。

肩を息をしている時は酸素を運ぶ能力が
低下していると思われます。

ですから酸素を運ぶヘモグロビンという赤血球に含まれる
細胞ですがそれが減ってないか血液検査をして確認します。

心電図は血液を送り出すパンプ、
心臓を見るために行われます。

 

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池江璃花子選手の体調の変化はいつから?

池江選手は2018年8月のアジア大会で8種目に出場。

金メダル6、銀メダル2、日本人史上初の6冠を
達成し大会MVPに選出された。

2018年11月の競泳ワールドカップでは
100mバタフライで優勝し短水路日本新記録を更新。

ここまでは好調。


12月にアメリカ・アリゾナ州へ高地合宿に出発。

ここからが不調の始まり。

合宿中最後の練習を1回休ませた。

下痢が続き体重が1、2キロ落ちていた
ことを三木コーチは会見で明かしました。

アリゾナ合宿移行疲れが1ヵ月も取れない。

年明けに出場した都内の大会では
優勝したものの自己ベストより4秒も遅かった。

その4秒は、「泳ぎが崩れている」というレベルではない。

練習中の泳ぎ込みでも異変が既にあったとのこと。

1月18日から2月10日の予定でオーストラリアで合宿開始。

2月7日にオーストラリアで受診。

帰国しての精密検査を勧められ即帰国し
12月8日東京都内の病院を受診。

白血病と診断され即入院。

 

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公表されていない白血病の種類を松本クリニックの松本浩彦院長が予想

頻度からいえば急性骨髄性白血病である
可能性が一番高いと思われます。

早期の発見ということでしたが
急性骨髄性白血病の場合
早期発見・治療は重要で
治る可能性も高くなります。

 

進歩している白血病の治療

しかし白血病の種類によっては
30年前なら95%の人が死んでいたものが
今は95%治る病気になっています。

病名が確定された時にはもう患者さんは
亡くなっていた劇症型白血病も、今では治ります。

白血病の治療はいま現在も、劇的に進歩しているのです。

いちばんの理由は、分子標的治療薬の発明だと
私は思っています。

以前からある骨髄移植やさい帯血移植も行われていますが、
移植はハイリスク・ハイリターンな治療といえ、
今の白血病治療は、正確にタイプを診断し、
それに合った分子標的治療薬と抗がん剤を
併用する方法が主流です。

白血病の原因はごく一部に遺伝性のものもありますが、
ほぼ突発的に発症するものとされています。

がんにかかるのは偶然、と私はいつも申していますが、
不幸な偶然としか言いようがありません。

(引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190213-00000023-dal-spo)

久住英二医師も同様に以前まで白血病は死の
宣告だったが医療の進歩で飲み薬で治療する
ものもあって改善していると話しています。

 

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高地トレーニングはいつから始めたの?

初めての高地トレーニングは
2016年12月21日からの18日間。

場所は標高約2300メートルの
メキシコシティー(メキシコ)。

このメキシコシティーでは
北島康介さんらも高地トレーニングを
行っていたところです。

 

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初のメキシコシティーでの池江選手のコメントです。

酸素が薄くて階段を上るだけでも最初は
息が切れていました。

初めの1週間は体を慣らすことを目的とした
軽い練習が多かったので、
1回の練習で泳ぐ距離は5000メートルくらいでした。

それでもきつかったのですが、
今では毎日6000メートルほど泳げるようになりました。

普段は7000メートルを泳ぐ日本での練習とは違って、
体が慣れるまでは追い込むことができませんでした。

ただ、ここで泳ぎ込む18日間で心肺機能が強化されれば、
疲れが出てくるレースのラストで粘ることができると思うので
まだ記録は伸びると信じています。

みんなから「平地に戻ったら楽」という話をよく聞くので
日本に帰国してから出場する大会でどれくらいのタイムが
出るのか本当に楽しみです。

このように体が慣れるまでの辛かった状況や
帰国後の展望について語られていました。

引用先:https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/01/07/kiji/20170107s00092000047000c.html

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体調を崩したアメリカ・アリゾナ州での高地トレーニング合宿の様子

世界女王のスウェーデンのサラ・ショーストロム選手
と自分の差はどこにあるのか。

異例といえる「出稽古」の高地トレーニングでした。

具体的には「強化」ではなくて「経験」が目的。

世界のトップスイマーがどんな練習をしているのか
経験として肌で感じたいと思って参加したとのことです。

「ここぞの場面でしっかりと力を出し尽くす。」

女王の強さの本質がそこにありました。

と突きつけられた精神力の差を語っています。

女王とのパワーの差も実感。

体幹を鍛えるトレーニングでは、
ショーストロム選手は重いボールを足に挟み
負荷をかけながら両足を顔まで引き上げます。

一方の池江選手は、負荷がない状態でも
胸まで上げるのがやっとの状態でした。

合宿中盤、池江選手は最もきつい練習に
取り組んでいました。

酸素が薄い高地で50メートルを全力で8本。

50メートルの設定タイムは
実際のレースの終盤を意識し27秒。

4本目くらいまでは26秒台で設定タイムを上回ります。

池江選手は「しっかり力を出し尽くす」と
考えた全力での泳ぎです。

「深呼吸!しっかり深呼吸して!」
コーチから大きな声が飛びます。

この練習の様子がまさしく久住医師の話す
「赤血球を造ろうと働き酸素を
運ぶ能力がアップ」します。

それが造血を刺激するため
白血病が進む可能性となったのかもしれないと
思えてくる光景でした。

体力の限界が近づく中、最後の1本まで
「強い気持ちで泳ぎ切れる練習」が続きました。

最後の1本は目標よりおよそ3秒遅れのタイム。

コーチは積極的な姿勢を評価しました。

でも池江選手の顔には「自分はもっと力を出せたはず」と
こみ上げてくる悔しさに涙があふれていました。

精神的にも肉体的にも強いプレッシャーを
かけながら過ごした2018年12月末の
高地トレーニング。

疲れは相当なものだったことも
容易に想像できます。

その疲れが抜けないと池江選手自信も感じて
過ごした2019年の元旦には既に
白血病の病魔が忍び寄っていたのかもしれません。

 
 
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白血病を乗り越え笑顔でまた最も高い表彰台で手を振る姿を期待して応援しましょう

偶然が重なったとは言えやはり
高地トレーニングという過酷な状況下の練習に
疑問を感じてしまうスポーツ自体のあり方です。

そこまでしないとトップにはなれない
非常さもまた感じてしまいます。

池江選手のお母様が報道陣に向かって語られた言葉
「生命の危険、人生の喪失の前に立てば
スポーツなど何とちっぽけ」

この言葉が印象に残ってなりません。

もし仮に、池江璃花子選手の競技生活の1ページに
東京五輪の記録がなくてもなんら悔やむことなどは
ないと思います。

白血病を克服されて同じ白血病や難病で戦う方々をまた
水泳競技の大舞台に立つことで心を動かしてくださる
そんなことが現実となるように応援していきましょう。

 

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